・主張、請求といった大きな枠から書き始める
民事系であるあるなのがいきなり論点から書いてしまって崩壊すること。そうではなく、「AのBに対する〜請求が認められるか。かかる請求が認められるための要件は〜と〜である。」といった形、あるいは、「Aの主張は〜というものである。かかる主張が認められるための要件は、〜と〜である。」といった形で記載すると上手くいく。大きな枠組みを作ってから論点の検討に入ると、論点主義に見えにくいし、要件の検討を忘れることもなくなる。ただ、一方で必ずしも全要件先出しにする必要はないと思う。
・パターン化した規範導出
基本書・演習書通読、論証作成期に意識していたのは、「〜である。そこで、〜の場合、〜に当たると解する。」という形に全て揃えること。最初の〜が理由付け、次の〜が規範、最後の〜が条文や請求の要件。こうすることで、規範を書く時に悩まなくなる。基本書・演習書の通読は最初の2つの〜の知識をストックすることと論点抽出力の向上のために行っていた。
・事実+評価を脳死でやる方法論の確立
「本件では、〜である。そうすると、〜といえる。」の形で事実の引用+評価をしていた。最初の〜が事実、次の〜が評価。接続詞等により多少は変わってくるが基本的にはこれを繰り返すだけだと思う。
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